g00ceyの技術ブログ

WSL2でIntellij Ideaで開発したい

目次

intellij

どうしても、IntellijでWindowsでWSL2で開発を進めたいと考えたので模索してみました。
参考サイトに参照した情報を確認します。

結論

  • WSL2上のプロジェクトをWindows側から参照すると結構しんどい(検索が遅くなる)
  • WSL2側でIntellijを起動したら快適

方針・前提条件

IntellijをWSL2で起動して、プロジェクトを編集可能かを検証して、手順を記載する。

環境

もの version
OS Windows 10 Home 20H2

作業内容

VcXsrv

X Windowを操作するため、Windows用のX Window Serverをインストールします。

VcXsrvインストール

choco install vcxsrv

VcXsrvの設定

  1. C:\Program Files\VcXsrv\xlaunch.exeを起動
  2. display numberは0固定
    vcxsrv-setting1
  3. X windowは起動するだけ
    vcxsrv-setting2
  4. Native opengl / 追加Additional parameters for VcXsrvに -ac
    vcxsrv-setting3
  5. Save configurationをクリックし、設定ファイルを保存し、完了を押してVcXsrvで待ち受けを行う。
    vcxsrv-setting4

4.の手順で保存したファイルをダブルクリックしたらVcXsrvを起動できます。

WSL2側の設定

.profileにDISPLAY環境変数指定

DISPLAY環境変数を指定することで、Xを使用するアプリケーションが画面を表示するXサーバーへの接続先を指定することができます。(つまり、他マシンに対しても画面を映すことが可能)

.profile
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export DefaultIMModule=fcitx

export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0

Jetbrain toolbox取得

JetBrains Toolbox Appより、Jetbrain製アプリケーションをインストールするマネージャをダウンロード。(tar.gz)
その後、tar.gzを下記のように配置する。

shell
luna@thinkcenter:~$ tar xvzf /mnt/d/luna/Download/jetbrains-toolbox-1.20.7940.tar.gz
luna@thinkcenter:~$ sudo mv jetbrains-toolbox-1.20.7940/jetbrains-toolbox /opt/jetbrains-toolbox

Itennlij Ideaのインストール

下記の通り、jetbrain-toolboxを起動し、インストールを行う。

shell
/opt/jetbrains-toolbox
  1. idea-install1
  2. Jetbrain Toolboxの設定から起動用スクリプトを配置するように設定しましょう。
    idea-install2

日本語化

日本語入力を追加

shell
sudo apt -y install language-pack-ja
sudo vi /etc/locale.gen
sudo locale-gen
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
sudo apt-get -y install fcitx-mozc fonts-noto-cjk dbus-x11

.profileにIMを指定

GUIで使用するIMを.profileに指定

.profile
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export DefaultIMModule=fcitx
if [ $SHLVL = 1 ] ; then
  xset -r 49  > /dev/null 2&>1
  (fcitx-autostart > /dev/null 2&>1 &)
fi

IMの設定

shell
fcitx-configtool

japanese-input1
japanese-input2

起動後、

  • 入力メソッドにMozcを追加
  • 入力切替のキーバインド変更 などを行いましょう。

Intellij Idea起動

shell
idea

これでWindows側のintellijで頑張ってwslディレクトリを参照しなくてもいいですね。

最後に

X自体はdesktopで触っていたけどあまり詳しくないため、わからないのですが、もしかすると、xfceとかインストールしなくても実はいいのかもしれない? xfce等のウィンドウマネージャは不要でした。
また、それらのセットアップを次に簡易化するため、シェルを組んでおきました

参考サイト

fcitxで作るWSL日本語開発環境 - Qiita
WSLでIntelliJを動かして、Windowsでも最高の開発環境を手に入れる | あそびば32


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