QNAPのNASとPI4でNASの速度計測
目次
これは
前回の記事で3TBのHDDが余ったので、それをPi4にさして、NAS化したらQNAPのNASと比較した記事
結論
- 適当に実験/リカバリ用に買ったUSBアダプタであったが、速度はそこそこ出ていることがわかったので、個人的にはすごい満足。
- QNAP最高!とか言っていましたが、実験用に購入したPi4が4台ありますので、QNAPが潰れたら、Pi4運用でもいいかもしれないと思った。
RAID構成あり・なしの差がありますので、また別記事でこの辺やるかも。
方針・前提条件
Pi4とNASでNFSマウントを行ったものに対してファイルを配置し、ddコマンドでファイルを配置し書き込み速度を比較。
windows利用を想定し、samba+CrystalDiskMarkでの計測も併せて行う。
環境
対象物 | 型番 | 構成等 |
---|---|---|
NAS | TS-228A(RAID0) | Seagate BarraCuda ST8000DM004 x 2 |
Pi4 | - | Western Digital Scorpio Blue WD3200BEVT x 2 + Salcar USB3.0 2.5/3.5型 SATA HDD/SSDスタンド UASP対応 |
Pi4に関しては、USB3なので、上限が理論値5GByte/sとなると記載があるのと、USBで転送する関係でどうしても遅いだろうという予想。
計測結果(NFS)
思いのほか速度に開きはありませんでした。
QNAP TS-228A
dd if=/dev/random of=/mnt/nfs/nas-Documents/tt bs=10M count=1000
1000+0 レコード入力
1000+0 レコード出力
10485760000 bytes (10 GB, 9.8 GiB) copied, 242.989 s, 43.2 MB/s
Pi4
dd if=/dev/random of=/mnt/nfs/pi4-2-big1/tt bs=10M count=1000
1000+0 レコード入力
1000+0 レコード出力
10485760000 bytes (10 GB, 9.8 GiB) copied, 255.541 s, 41.0 MB/s
ついでに直接ドライブに対してddしてみました。
dd if=/dev/random of=/mnt/big1/tt bs=10M count=1000
1000+0 records in
1000+0 records out
10485760000 bytes (10 GB, 9.8 GiB) copied, 227.921 s, 46.0 MB/s
計測結果(SMB)
こちらも、Pi4に関しては少し不思議な数値(なぜか、Writeのほうが早い)が出ていますが、大きな差がありません。
QNAP TS-228A
Pi4
最後に
結果はかなり意外でしたが、Pi4をNASとして使用するのありな気がしてきました。
スタンドに2台HDDさして。。。うーん。購入当初は、まだPi4が出て無かったので悩まなかったんですけど、これからNAS買う人は検討の余地あるかもですね。
もの | 値段 |
---|---|
pi4(8G) | 9350 |
アダプタ | 998 |
Salcar USB3.0 2.5/3.5型 SATA HDD/SSDスタンド UASP対応 | 3190 |
¥13,538 これだけの構成であれば、NAS以外の役割を持たせ、開発サーバーくらいは担うことができるでしょうし。。。(NASあるので、私は、そのままNASを使用しますが)
2BayのNASとなると、2万円はかかるので、これはありだなぁ。(NASがなかったらこの構成にしてます)